MBBを中心に人気が急騰している外資系戦略コンサルティングファーム。
本記事では、新卒・中途の双方の戦略コンサルへの内定者を多く輩出してきたReverseが、外資系戦略コンサルへの転職する際の、選考フローから対策方法までを徹底解説致します。
エントリー前に必読の内容となっているので是非最後までご覧ください。
また、そもそも戦略コンサルの仕事内容や給与などについて知りたいという方は以下の記事をご覧下さい。
戦略コンサルに入社する方法
そもそも戦略コンサルへ入社する経路は多く以下の3つです。
- 新卒入社
- MBA学生
- 中途入社
この中でも新卒入社は、エントリーする数が非常に多く、非常に高い選考倍率なっております。
一方で、MBA学生・中途入社はそもそものエントリー数が少なく、倍率という意味では新卒入社と比べて難易度は下がります。
新卒以外だとMBAなどの経歴がないと転職は難しいイメージがありますが、そんなことはありません。そもそもコンサル業界以外にも、大手事業会社・ベンチャー企業・省庁など様々な業界からも、またエンジニア・経営企画・営業職と様々な職種からも転職成功されています。
確かにコンサル業界出身の方は、コンサルワークへの経験値や慣れと言った意味でプラスではありますが、選考自体は何も変わらず、十分に未経験からの転職は可能です。
戦略コンサルの中途選考フロー
次に、実際に中途入社の選考フローをご紹介します。
まず書類選考なのですが、ここは一般的なレジュメがほとんどですが、McKinseyは英語のレジュメが必要なことだけは注意しておきましょう。
次に筆記試験(Webテスト)ですが、実は戦略ファームの中で約半分はそもそも筆記試験を課していません。(2022年7月1日現在)
また、新卒はエントリー数が中途の10倍以上あるので筆記試験での歩留まりが非常に高いですが、中途はそもそものエントリー数が限られているので倍率もそこまで高くありません。
得意な方は練習せずに突破されていますし、そうでない方も対策本を1冊程度こなせば通過している方がほとんどです。
なんと言っても難関は個別面接です。
個別面接の中身はケース面接とビヘイビア面接に分かれます。
そのうち、対策量が必要かつ難関なのがケース面接です。
ケース面接ではフェルミ推定やビジネス系テーマの面接といった、問題解決能力・コミュニケーション能力などを見る面接が課されます。
ケース面接は総合コンサルに在籍していたからといって余裕なものではありません。
Reverseをご利用いただいている総合コンサルから戦略コンサルへの転職を考えていらっしゃる方でも、最初は内定レベルには大きく届いていない方がほとんどです。
確かに選考にインターンなどがあれば、資料作成・分析スキルなどは如実に差が出ますが、中途の採用フローは個別面接のみのため、そのようなハードスキルを使う機会はなく、思考力を見る面接が主です。
そのため、コンサル業界出身の方でも謙虚に対策を行う必要があります。
対策量は人にもよりますが、内定される方の平均的な量でおよそ100問程度です。
個別面接のもう一つのビヘイビア面接は、新卒ではあまり重要視されない一方、中途の選考ではケース面接と同等のウェイトがあります。
志望動機や前職の経験など、一般的に聞かれる部分は必ず固めておきましょう。
ビヘイビア面接では以下のポイントに気をつけましょう。
- ロジックの飛躍が起きていないか
- 他ファームではなくそのファームに志望する理由になっているか
- 前職での経験を定量的に語れるか、またご自身の行動の裏にあった考えなども説明できるか
ビヘイビア面接については、一度まとめて時間を取り作成してしまえばある程度のファームに対応可能です。
対策・選考スケジュール
以上の選考フローを踏まえて、実際に対策・選考のスケジュールの目安は以下の通りです。
*勿論人によって差が生じる場合がございます。
これは、戦略コンサルの中でも主要6~8社程度をエントリーする場合を想定しています。
上記スケジュールはある程度余裕を持たせて設計されているため、これよりも早く進む可能性はございます。特にケース面接の選考は、ファームによって、またその面接の出来によって回数は変動します。
ただケース面接の対策はエントリーまでに2ヶ月程度行っておくことをおすすめいたします。
ケース面接の対策には時間がかかるため、エントリーしてから行っても間に合いません。
早めから対策を行いエントリー段階では内定可能なレベルまで持っていき、選考中も実力が落ちないように適度に対策を行う必要があります。
個別面接の対策方法
対策方法としては、以下のサイクルを回して進めていきましょう。
知識の獲得については、本記事のようなウェブメディアや書店で販売されている書籍などがメインになってきます。
トップ戦略ファーム内定者がまとめた、オススメのケース面接対策の書籍はこちらからご覧になれますので、ぜひ参考にされてみて下さい。
練習もある程度は一人で行うことが可能です。
書籍で学んだフレームワークやフェルミ推定の方法などを使って、一人で問題を解く方がほとんどです。
しかし、問題は修正部分にあります。
「なんとなく一人で解いてみたけど、これって筋が良いのだろうか?」
「実際に内定するレベルの回答ってどういうものなのだろう?」
「この問題はどのような仮説や構造化が良いのだろうか?」
と感じたことはありませんか?
ご自身が作ったアウトプットに対して何もフィードバックがなければ、残念ながらご自身のレベルは上がりません。
新卒就活の場合は、一緒に対策を行う同期や、戦略コンサル内定者の方が先輩にいる、といった機会が多く、フィードバックを受けやすい環境があります。
しかし中途の転職活動の場合だと、一緒に戦略コンサルを同じタイミングで目指す同期や戦略コンサルの社員・内定者が知人にいる場合はとても少ないです。
そのため、暗中模索でケース対策を行い、そのまま本番を迎えてしまう、といった場合がとても多く見られます。
転職エージェントは使った方が良い?
上記のように、戦略コンサルへの転職対策における環境は新卒と比べて厳しい部分も大きいため、転職エージェントをご利用の方も多くいらっしゃいます。
転職エージェントさんについてはメリット・デメリットが存在します。
結論としては選考情報などを得る分にはとても有益ですが、個別面接の対策には不十分かと思います。
転職エージェントさんは、常に最新の選考状況をキャッチアップしているため、参考になる情報を知ることができます。
一方で、そもそも担当者の方が戦略コンサル出身の方になる場合はかなり限られている上、仮に運良く戦略コンサル出身の方だったとしても、一人の担当者の方は多くの転職希望者を担当されているため、対策頻度も限られてしまいます。
戦略コンサルへの転職対策でお困りの方へ
これまでご紹介したように、戦略コンサルへ転職はかなりの対策が必要であり、実際に選考を突破した方からのフィードバックがかなり重要です。
頻繁にケース面接やビヘイビア面接の対策を行ってくれる、戦略コンサルのご友人やお知り合いの方がいらっしゃる方は最大限活用されて下さい。
しかし、多くの方は周りにそのような知人がおらず、なかなか対策が難しい、と思っていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで私たちReverseでは『戦略コンサルへの入社に向けてケース対策をしたいけど、身近に社員・内定者がいない』という方に向けたメンタリングサービスをご提供しています。
ケース面接対策を通してトップティアの戦略コンサルティングファーム入社を目指すのは勿論、その後の経営層への基礎思考力育成を目指しております。
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