エントリー前に必読!外資系戦略コンサル転職のメリット・デメリットとキャリアパス

外資系企業の中でも人気の戦略コンサルティングファーム。
キャリアアップを目的に戦略コンサルへ転職を検討される方も多いと思います。

しかし、必ずしもメリットばかりではありません。

本記事では、新卒・中途双方の戦略コンサル内定者を輩出してきたReverseが、戦略コンサルに転職するメリット・デメリット、そしてキャリアパスを詳しく解説します!

まだ戦略コンサルの仕事内容や給与と言った部分を知らない方は、先にこちらの記事をご覧いただくことをお勧めします。

メリット

早速戦略コンサルのメリットからご紹介していきます。

基礎的なビジネススキルが身につく

戦略コンサルでは広く基礎的なビジネススキルが身につきます。

大まかな業務としては、

  • 論点・仮説構築
  • 仮説の検証のための分析やヒアリング
  • パワーポイントを用いたプレゼンテーション

の流れになっています。

論点・仮説構築では、ロジカルシンキングがかなり鍛えられます。経営課題に対して抜け漏れがないように論点の設計を行い、それぞれの論点に対して自身なりの仮説を立てます。

この作業は、あらゆるビジネスパーソンにとって重要なスキルであり、仕事の効率化などに役立ちます。

また、分析では情報収集力とエクセルのスキルが身につきます。戦略コンサルの案件はスパン的にも短いことが多いため、短時間で膨大な情報の中から有用なものをピックアップすることが必要です。またクライアントから与えられるデータも膨大な量となるため、素早いエクセルワークが求められます。

そして最後のプレゼンテーションですが、ここでは相手を納得させるためのスライド構成方法、そして実際にパワポ作成スキルが身につきます。

これらのスキルはあらゆるビジネスパーソンに求められる基礎的なスキルであり、戦略コンサルではそれらを高いレベルで身につけることができます。

グローバルな環境に身を置ける

MBBを中心とした、戦略コンサルティングファームの多くはグローバルファームです。

そのためグローバルな働き方が求められます。

具体的には、海外オフィスと共同での案件や、海外オフィスにいるコンサルタントに担当する案件のナレッジを得るためのインタビューなどがあります。そもそも、日本オフィスにおいても外国人の在籍割合が高く、英語でのコミュニケーションが求められます。

また、一定の基準を満たすとトランスファー制度といって、海外オフィスへの駐在も可能となります。

まだまだビジネスシーンで英語を使って働ける人材が日本に少ないため、これらの経験は非常に価値として高くなります

経営ノウハウ

次に大きなメリットとして考えられるのが経営ノウハウの獲得です。

戦略コンサルでは大企業やPEファンド、スタートアップなど様々な企業の経営課題に取り組むことができます。通常ならば、そのような企業の経営ポジションに昇格するまでに数年、日系大手ならば10年単位の時間が必要です。

一方で戦略コンサルでは新人からそのような案件にアサインされて、実際にカウンターパートとしては部長や経営陣を相手にします。

取り組む案件としても、中長期戦略、企業再生、M&A戦略、新規事業立案など様々なテーマがあり、さらには業界もあらゆる業界の案件があります。

これらを若いうちから広く見れることは、他の職種ではなかなかないメリットになります。

高い給与水準

続いて、やはり魅力的なのは高い給与水準です。

コンサルティングはほとんどば人件費のため自然と従業員の給与も高くなります。
アソシエイトで700万円前後、その後シニアアソシエイト、コンサルタント、マネージャー/プリンシパルまで500万円程度ずつ上がっていきパートナーになれば数千万円〜数億円というレンジになります。

給与報酬のビジネスではトップクラスの給与水準と言えます。

キャリア形成

そして、辞めてからのキャリアの選択肢も非常に広がります。

すでにご紹介した通り、戦略コンサルタント、特に外資系トップファームは基礎的なビジネススキル・経営ノウハウ・グローバルでの経験など日系企業にはなかなかいないとても希少価値の高い人材となります。

そのため、次のキャリアも非常に広い選択肢を持つことができます。
詳しくは後ほどご紹介します。

デメリット

魅力的なメリットがある反面、もちろんデメリットは存在します。
全ての企業に当てはまるわけではないですが、一般的な傾向として存在するデメリットをご紹介していきます。

平均的な労働時間が長くなる可能性がある

コンサルといえば真っ先に思いつくデメリットだと思います。

年々働き方改革なども行われ、労働環境は改善していると言われています。
とは言え、一般的な日系企業と比べると労働時間は長い企業が多いようです

最近では、21時〜24時あたりが一つの退社時間の目安となっているようです。

UP or OUTの文化

これは外資系の企業に特有の企業文化だと言えます。

戦略コンサルは雇用の流動性が高いです。もちろんポジティブな退職も多いですが、一定期間のうちに求められる基準を満たせなければOutを勧められる文化にあります。

出される給与水準も高く人材の育成には高いコミットを行なっている反面、成長を期待できない人材への待遇も厳しくなります

まさに実力主義という環境です。

転職では最初から基礎的な能力を求められる場合がある

これは案外見落としがちなデメリットですが、とても重要なポイントです。

新卒・第二新卒などは基本的に一番下の職位であるアソシエイトから入ってきます。
そのため求められる仕事内容なども基本的なところからがスタートです。

一方でそれ以外の中途入社の場合は、一個上のシニアアソシエイトからの入社が基本です。給与はもちろんその分高いですが、入社時点から一定のハードスキルやロジカルシンキングを求められます。

コンサルティング業界出身の方や、企業の経営企画出身の方は似たような業務のため抵抗も少なく馴染んで行かれる場合が多いですが、全くの未経験からだと最初は戸惑いなども起きると思います。

転職を考え始めた段階や、内定者期間の間に最低限の知識のインプットなどを行なっておくことをおすすめいたします。

専門性が身につかない場合がある

コンサルタントは職位が上がるにつれ専門性が高まっていきますが、最初のうちはジェネラリスト的な働き方となります。

業界も様々な業界にアサインされますし、業務内容も戦略策定・ビジネスデューデリジェンス・新規事業立案など多義に渡ります。

そのためまだ職位が低いうちに辞めてしまうと、良く言うとジェネラリストだが裏を返せば専門性がない人材となってしまいます。

この点はご自身のキャリアを考える上で必ず考慮に入れておく必要があります。

キャリアパス

ここまでメリット・デメリットを述べてきましたが、同じ期間で得られるものとしては総じて魅力的な職種だと言えると思います。

そんな戦略コンサルタントの代表的なキャリアパスをご紹介致します。

コンサルタントとして昇格を目指す

先にもご紹介した通り、魅力の多い職種です。
何か特段やりたいことがない方やコンサルティング業務がフィットする方は、コンサルタントとしてのキャリアを登って行かれる方もいらっしゃいます。

給与報酬で言えばトップクラスですし、最初は分析などの業務から始まりますが、その後はチームのマネジメント、そして案件の営業などに仕事内容も遷移していき、それぞれ違うやりがいを得ることができます。

ファンドへの転職

また、多いのが近しい業界であるファンド業界への転職です。

特にPEファンドなどは新卒採用の人数は少なく、中途採用においても一部の業界出身者がほとんどです。PEファンドで働くためには、戦略コンサルは一つのチケットとなります。

PEファンドに転職する理由としては、PEファンドの方が給与水準は上がることも多いですし、コンサルティングが完全にアドバイザリー業務な一方でPEファンドの業務は買収から実際にバリューアップも携われるため戦略の実行まで行えることです。

事業会社の経営企画職

さらに強めなプレイヤーサイドとして、事業会社の経営企画職が挙げられます。
戦略コンサルで培った基礎スキルや経営ノウハウが直結する職種であり、人気の転職先です。

また、一部の転職者の方の中にはそのままその事業会社の経営ポジションに就き、所謂プロ経営者としてのキャリアを歩まれる方もいらっしゃいます。

これらの職種も、元戦略コンサルでの経験や肩書きがあって得られるポジションとなり、非常に魅力的です。

起業・スタートアップのCXO

近年では日本でもスタートアップの環境が整ってきており、戦略コンサルから起業・CXOポジションに就く方も増えてきています。

これまでの経験と直接結びつくところは少ないにしても、基礎的なスキルであったり深い業界課題をもとにしたスタートアップなどが増えてきています。

初期の報酬は下がりますし、リスクも高いですが、その分成功した際のリターンが大きいため、チャレンジされる方が増えてきています。

戦略コンサルに転職するには?

得られるスキル、その後のキャリアパスとしてもとても魅力的な戦略コンサル。
非常に魅力的な職種な分、転職における難易度は最高難易度と言えます

戦略コンサルへの転職対策については以下の記事で詳しく解説しているので是非ご覧になってください。

また、転職における選考フローの中で特に重要かつ対策が必要なのがケース面接です。

しかし、多くの方は周りにそのような知人がおらず、なかなか対策が難しい、と思っていらっしゃる方も多いかと思います。

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MBBメンター ベンチャー企業での就業後に、MBB含む複数の戦略コンサルティングファーム内定。 現在は経営系の大学院所属。 21年よりメンター活動を行なっており、これまで新卒・中途合わせて100名以上を担当。 「短期的なテクニックにとらわれずに、長期的に活きる思考力向上を一緒に目指しましょう。」 *名前は仮名です。
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