【メンター体験談 vol.3】ボスキャリでMBB内定したケース面接対策方法を徹底インタビュー

Reverseでメンター活動を行なっている方々の就活体験談をお聞きするメンター体験談。

前回の記事では、早期から就活を始め、王道の対策ルートで見事MBB内定を新卒で獲得されたメンターの方にお話をお伺い致しました。

メンター体験談vol.2

今回は、ボストンキャリアフォーラム(以下ボスキャリ)から新卒でMBBに内定を獲得された水田さん(仮名)にお話を伺いました。

ボスキャリ特有の選考方法や、繋がりがなかなかできにくい環境での対策法、またコンサル就活で上手く行きやすい方とそうでない方の違いなどについてお聞きしました。

ボスキャリを目指される方はもちろん、ケース面接対策の質を上げたい方にもとても参考になる内容ですので、是非ご覧ください。

プロフィール
氏名:水田さん(仮名)
出身大学:海外大学
内定先:戦略コンサルティングファーム複数(MBB含む)

何も知らない段階で臨んだ選抜コミュニティ

ーいつから就活を始めていたんですか?

卒業年度の2年前の2月頃から始めました。ちょうど選抜コミュニティの選抜時期だったので、様々なWEB記事などを見てフレームワークや覚えられそうな数字だけ頭に入れて、ほぼ対策なしで臨みました。

選抜コミュニティには複数エントリーしたのですが、実際に所属したのは1つのみでした。

ーなぜ戦略コンサルを志望されたのですか?

正直最初はあまりこだわっていませんでした。

自分の専門性を活かした業界で仕事がしたかったのですが、そのような企業はあまりボスキャリでの選考がありませんでした。スケジュール上日本に帰ってからの就活は現実的ではなくて、他の業界を見ることにしました。

その後、ボスキャリで選考がある企業の中で興味を持つことができたのがコンサルでした。

周りの友人などに向いてそうと言われたこともあり、より興味が湧き対策を始めました。

最終的には、経営に関する知識、様々な業界の知見、人脈などが得られそうといった点から内定を承諾しました。

対策環境としてはとてもきつかった

ー水田さんはMBB複数含む戦略ファームに内定を獲得されており、かなり戦コン就活の成功例だと思うんですが、苦労したことってありましたか?

自分はボスキャリだったので、対策環境という意味ではとても大変でした。

時差があるため、早朝や深夜に面談が入ることもありました。

また、日本での新卒就活とは異なり、一緒に就活する人の人数自体も少ないので、情報収拾やモチベーション維持なども大変です

自分の場合は、一人だけ一緒にボスキャリ経由で就活する知り合いがいたのと、就活コミュニティなどで出会った人と一緒に対策をしていました。

特に就活コミュニティで出会った人たちは最初から双方のレベル感が分かるので、良い対策相手が見つけられると思います。

ーなるほど。そもそもボスキャリの選考についてもう少し詳しくお話を伺えますか?

まず、大きな特徴としてはインターンが無い事です。

なので本当にケース面接だけで決まります。

選考期間はファームによって異なり、長くなるところは1ヶ月くらいで面接日程が組まれますが、短いところだとエントリーから内定まで3日間くらいのファームもあります。

そして、どのファームも一回しか受けられないことが特徴です。日本の就活生みたいにとりあえず夏に挑戦的にトップファーム出す、みたいなのができないのでそこは少ししんどいです。

一方で勿論倍率も日本の就活生ほど高く無いので、トレードオフな関係ではありますが。

あとは、英語面接も行われる可能性があります。普通にケース面接を英語で行う感じです。

ケースは絶対に一人では解かなかった

ーありがとうございます。コンサル就活で欠かせないのがケース対策だと思いますが、水田さんはどのような対策をされていましたか?

自分の場合はケースは一人で解くという事はほぼしませんでした

一人で解いても自分の思考の枠から出ることは出来ずになかなか成長しないと思います。

だから自分の場合は、必ずケース面接は他人と解く、もしくは選抜コミュニティのメンターさんから出題してもらった問題を解いていました。

そうする事で他の人の考えを自分に取り入れる事が出来ます。

また、さらにその後30分くらいその問題を自分で考えてみて、他人の思考をどう自分に取り入れるか、他に良い切り口やフレームワークが無かったのかを考えます。

そうやって一問一問を徹底的に深掘って自分のものにしていきました。

ー確かに自分を客観的に見て改善するというのは難しいですよね。

仰る通りです。

また、そのように一問一問の理解を深める過程で、学びの抽象化を行なっていました。

業界やシェア、お題などの特徴ごとにある程度共通するような事項があるので。

その抽象化を行なっておくと、新たな問題を考える際にこの問題は過去に解いたAの要素とBの要素を組み合わせたら考えやすいな、と言った類推が出来ます。

この仮説の精度によりケース面接の合否は大きく変わると思います。

ー数学の問題を解くのと類似したやり方で面白いですね。ケース面接突破にあたり重要な事はなんだと思いますか?

幅出し能力・その場の思いつき・コミュニケーションは大事にしてました。

一度とにかく発散させて、広く論点を洗い出します。これをやらないと本当は考えるべき重要な論点に気づかずに、狭い視野での課題のみにフォーカスしてしまうことになります。

またその場の思いつきは、その問題特有のポイントを考えることです。ケース面接対策をやり込みすぎてほぼ知識で解こうとする方も多いようですが、それは危ないと思います。

同じ業界でもシェアや立地、その他の条件によって全く異なる問題となります。

そのため、ただ知識でカバーしようとせずに、一つ一つの問題に合わせて思考することが重要です。

そして最後にコミュニケーションです。コンサルワークは少数でチームを組んで密にコミュニケーションを取りながら仕事します。そのため問題解決能力と同等以上にコミュニケーション能力も重要です。

面接官の発言に対して、その発言の裏にあるような思考を考え、自分が提案した施策や議論を修正していました。

ーソフトスキルも重要ですよね。あと選抜コミュニティに所属されていたということですが、何かよかったことはありますか?

メンターの方からフィードバックをもらうことで自分の実力を相対化できたことが一番良かったです。

自分は何が出来ているのか、何が出来ていないのかをしっかり判断してもらえたことはとても重要だったと思います。

そのような評価があったので、途中である程度面接を突破できるレベルに達したと分かりました。

あとは、良いケースの壁打ち相手が見つかったこともとても良かったです。

メンターの方ほどではないですが、ランダムにSNSなどで見つけてくるよりも、とてもレベルの高い壁打ち相手を見つけることができました。

テクニックに頼らなずそれぞれの問題に向き合うことが重要

ー最後に就活生の皆さんにメッセージをお願いします。

とにかく、テクニックに頼りすぎないでください。

初級者のうちは様々なフレームワークを使えるようにすることも勿論大事です。

ただ、本当に差が付くのはその先です。

使うべきフレームワークは後から決まってくるものであって、先にフレームワークを選ぶのは違います。

その問題特有の仮説を出し、それを説明するために最適なフレームワークを選択することが大事です。

あとは、ボスキャリの人は特に就活環境としてはきつい事も多いと思います。

自分で積極的に情報を取りに行ったり、Reverseのような就活コミュニティに入ることもおすすめ致します。

何事も成せば成るので頑張って下さい。

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MBBメンター ベンチャー企業での就業後に、MBB含む複数の戦略コンサルティングファーム内定。 現在は経営系の大学院所属。 21年よりメンター活動を行なっており、これまで新卒・中途合わせて100名以上を担当。 「短期的なテクニックにとらわれずに、長期的に活きる思考力向上を一緒に目指しましょう。」 *名前は仮名です。