前回の記事では、新卒の方で早期から選考を始めたにも関わらず夏では思うような結果が出ずに、冬春にMBB逆転内定を果たされた方にインタビューをしました。
今回は、業界未経験から中途採用でMBBへの転職を成功された石井さん(仮名)にお話をお伺いしました。
戦略コンサルへの中途入社は、新卒と異なり一緒に対策をする知人も少なく、選抜コミュニティのような環境もないため、対策がなかなか難しいと感じられる方も多いと思います。
そんな環境下でも見事転職成功された石井さんの対策方法は、戦略コンサルへの転職を考えていらっしゃる方にとってはとても参考になる内容です。
プロフィール
氏名:石井さん(仮名)
出身大学:旧帝大
内定先:戦略コンサルティングファーム(MBB含む)
刺激を求めて戦略コンサルに
ー本日はよろしくお願い致します。まず始めに、なんで戦略コンサルへの転職を望まれたんですか?
私は前職がメーカーで営業職だったのですが、そこでの仕事が出来るようになってきて
「もっと短期間で新しいことに触れて学習し、成長したい」
と思うようになりました。そういう意味でコンサルティングのお仕事は非常に短い期間でクライアントの業界、課題などをキャッチアップし解決策提示まで行います。自分にぴったりだなと思っていました。
その上で、コンサルティングやるんだったらよりティア上位の企業を目指したいと思い、MBBを中心としたトップティア戦略コンサルティングファームを目指し始めました。
ー確かに、コンサルの業務は非常にエキサイティングですよね。転職をお考えになり始めてから内定を取るまでのスケジュールはどのようなものでしたか?
まず、転職を考え始めてから内定まで6ヶ月ほどかかっています。
最初の1ヶ月は戦略コンサルへの転職を考え始めたばかりで、ネットなどで情報を集める程度の活動しかしていませんでした。
そして2ヶ月目は、転職エージェントさんの登録を始めていきました。しかしまだこの段階でも特に対策という対策は始めていなかったです。
3ヶ月目から本格的に対策を始めました。ケース面接、ビヘイビア面接の双方あると思うのですが、自分はケース面接が苦手なこともあって、かなり時間を使って対策していました。
戦略コンサルへの入社対策は、新卒と異なり中途にとってはとてもやりづらい環境です。選抜コミュニティもなければ大学の先輩がMBB内定者、みたいなことも少ないので、とにかくフィードバックをもらう機会が少ないです。自分の実力が客観的にわからないので、暗中模索状態になりがちです。
私の場合はたまたま知人に戦略コンサルの知り合いがいたのでその方に無料で見てもらいつつ、あとは有料でケース面接対策を内定者の方に見ていただいていました。
4ヶ月目から6ヶ月目は継続してケース面接対策を行いつつ、徐々に企業にエントリーを行い、面接をこなしていったという感じです。
ケース面接対策に関しては、人に見てもらったので50回程度、自分一人で考えるのも含めるとかなりこなしていると思います。
とにかく内定レベルの人から客観的アドバイスをもらうこと
ーしっかりとケース対策されてますね。もう少し具体的にどのような対策を行っていたかお聞きしたいです。
最初のうちは書籍を読んでいました。
戦略コンサルを目指す方には定番の書籍数冊です。
そのあとはひたすら有料で内定者の方に模擬ケース面接やっていただいたり、自分一人でノートにケース面接を解いたりしていました。
ただ、自分一人で解く場合は、考えはするんですけどとても浅い施策で終わってしまうことが多かったです。
1人で10分考えても30分考えても大して変わらなくて。
人に見てもらうことが大事だなとなりました。
その上で、他の方から頂いたアドバイスを、どう自分の思考に落とし込めるか、どうやったら新しい問題が来た時に自分の引き出しとして使えるかを考えていました。
ーフィードバックを貰う機会はとても大事ですよね。特にどのような方に見てもらってましたか?
私の場合はMBBなどのトップファームに内定を貰っている学生の方に見てもらうことが多かったですね。その他はたまに現役の社員さんに見ていただいたりしていました。
転職エージェントの担当の方に見て頂く機会はあったのですが、そもそも担当の方がそういった戦略ファームのケース面接を経験されていない方だったので、あまり有益なフィードバックは得られませんでした。
新卒の内定者の方ですと、比較的お値段も安いですし、何よりご自身で対策されてきたので課題やポイントを的確に指摘して下さいます。
ー確かに学生の方の方が時間的余裕もありますよね。ただビヘイビア面接はなかなか新卒内定者の方に見てもらうのは難しいのかなと思うのですが、どうでしたか?
ビヘイビアに関してはよく来る質問に自分で対策するのは前提として、新卒内定者の方に指導して頂くことでも十分でした。
ビヘイビアもケースと同様、自分の話をロジカルに組み立てるものなので、内定者の方にケース面接のようにビヘイビアの回答のロジック作成を手伝っていただいていました。
結果、ビヘイビアの部分は私の強みにもなったかなと思います。
対策は大変だが、その分リターンも大きい
ー最後に戦略コンサルへの転職を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
本業がある中で、なかなかケース対策は時間がかかり、他の業界への転職に比べると大変だと思います。
一方でその分戦略コンサル、特にトップティアのファームへの転職が成功すれば、キャリアアップ、仕事のやりがい、給与などといったリターンも大きいです。
また、新卒就活と異なり、自分で時期を設定する事ができます。
対策スケジュールを自分なりに組んでから望むことができることは、大きなアドバンテージになると思います。
あとは、内定者の方に壁打ちしてもらったりして、結構いけるなとなっても、本番は緊張して十分に実力が発揮できない場合もありました。
本命のファームを受ける前に、そこまで志望度が高くないファームなどで本番慣れすることをお勧めします。
頑張って下さい!
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