MBBをはじめとする戦略コンサルティングファームの人気が近年非常に高くなっています。経営層へのキャリアアップを考える方には、戦略コンサルへの中途入社を狙う方も多いです。
そこで今回は戦略コンサルへの転職対策を徹底解説します!転職活動前に必ずと言っていいほど抑えておく必要がある情報ばかりですので、是非最後までご覧ください!
また、そもそも戦略コンサルティングファームの仕事内容や年収などをまだよく知らないという方向は、先に下の記事をお読みいただくことをお勧めいたします。
目次
戦略コンサルへの新卒入社と転職の違い
戦略コンサルティングファームは多くの企業同様、新卒・中途双方での採用枠があります。
しかし、その採用形態には違いが多くあります。
新卒と中途での採用形態の違いを以下にまとめました。
難易度
まず難易度ですが、新卒が非常に高難易度な一方で、中途の方がやや難易度は下がると思われます。これはエントリー数が関係します。近年新卒就活生の間で、MBBを代表とするトップ戦略コンサルティングファームの人気が急騰しており、優秀な就活生のほとんどが一度はアプライします。一方で、中途採用におていはエントリー数が新卒と比較すると少ないため、難易度は下がると言えます。
とは言え、他の中途採用を行なっている企業と比較すると人気度・採用レベルの高さは非常に高いものです。
採用時期
次に採用時期についてですが、新卒は年間を通して決まった時期にしか受け付けていない一方で、中途の場合は多くの戦略コンサルファームが通年でエントリーを受け付けています。そのため、エントリー時期を逃すということがなく、ご自身のペースに合わせて対策することが可能となります。
対策期間
採用時期に連動して、対策期間も中途の方が短い傾向にあります。新卒は選考対策コミュニティが多く存在し、そのコミュニティの選考が企業の選考よりも4ヶ月程前にあるため、就活対策開始がより早くなります。また、夏で志望したファームの選考に落選しても、冬や春の時期に再エントリーできるファームが多いために、それに合わせて対策する期間が伸びます。
一方中途の場合は、一度落選してしまうと、再度エントリーしても書類の段階で落とされることが多いです。そのため、一つのファームは一度しか受けられないため、対策期間も新卒に比べて短くなります。エントリーするファーム数にもよりますが、しっかりとケース対策を行い本気で狙いに行く方は、対策開始からオファーレターを受け取るまでに6ヶ月ほど見込んで転職活動をされています。
グループワーク型選考の有無
また、採用フローで大きく異なるのは、グループワーク型選考の有無です。新卒の場合はほとんどの戦略コンサルティングファームが、面接の後にインターンシップを開催しております。そのためケース面接対策のみならず、複数日でファクトをリサーチしつつ戦略策定を行う能力、グループワークでのバリュー発揮などが求められます。一方で中途の場合はそのようなグループワーク型の型の選考はない為、ケース面接対策に集中する事が出来ます。
選考フロー
続いて選考フローについてです。戦略ファームの選考フローにおいてはケース面接が非常に重要度が高くなってきます。以下が選考回数・内容・対策に割く時間の割合の目安を表にまとめたものになります。
この中でも筆記試験とケース面接が倍率が高く、難所となります。
筆記試験はGMAT・判断推理といったオーソドックスな筆記試験が用いられます。9割程度の正答率を目標に対策を心がけましょう。
次にケース面接についてですが、戦略ファームでは非常に重要な選考ポイントです。新卒入社での社員とは異なり、中途の場合は研修が手薄な場合が多いです。その為採用の段階でかなり重視して見られます。ケース面接の回数はファームによっても異なりますが、特にティアが高い戦略コンサルティングファームになると5回程度実施される事もあります。お題内容としても、一般的なビジネスケースからパブリックセクタークライアント想定のケース、また抽象系と呼ばれるケースまで幅広い問題ジャンルがあります。
転職活動スケジュール
以上の選考フローと、それに合わせた対策スケジュールをまとめた図が以下の通りです。
もちろんエントリーする会社数や対策のコミット度合いによっても異なりますが、今回は一般的なケースを想定して、5〜6社エントリーし、ケース面接対策を一定量以上こなしてMBB内定を目指すケースの場合を想定したスケジュールとなっております。
難所である筆記試験とケース面接対策はエントリーよりも前に対策を始めることが必須です。新卒での対策と異なり、多くの社会人の方は対策に割ける時間が限られているので、スパンとしては少し長めに取っておく必要があります。
戦略コンサルティングファーム転職での対策方法
戦略コンサルティングファームへの転職において最も対策が必要なのが『ケース面接』です。
実際にいくつかの転職エージェントさんでもケース面接対策は行われていますが、
- そもそも担当の方が戦略コンサル就活の経験・実績がない
- エージェントの担当者が多忙で、月に1〜2回ほどしかケース面接の対策時間がない
というようなお声を、実際に転職活動を行われている方から多く伺っております。
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